2025.02.20
AfterWords – glamb Summer Collection 2025
タイムトラベルを可能にする
“TIME TARAVEL GEAR”をはじめ、
未来を先取りするglambの夏コレクション
今季のワードローブの物語を
ブランドスタッフが綴る
■Collection Note
ご存じの通り、今回のコレクションはタイムトラベルという未知の世界観がテーマになったのだが、
3ヵ月に1回、国内ロケや海外でのデザインをしている僕は毎回行先での服装やパッキングに悩まされている。
長時間の飛行機移動は正直言って苦痛でしかない。
僕はあらかじめ色々なトラベルグッズを購入して今回の宿泊地、サンフランシスコへと向かった。機内用に椅子に敷くジェル状のクッションや、足をいい感じにかけられる足用ハンモックのような物などを買った。ある程度レベルアップされた移動時間を過ごしたけれど、移動以外では使うことのないアイテムを持ち歩くのは不便を感じた。
そして今回は自分の持ってきた洋服がイマイチのセレクトで現地でのテンションはそこまで上がらなかったのも事実だ。スーツケースを見ながら”明日は何を着よう?”そんな事を考えているとだんだん自分が創りたいアイテムが頭に浮かんできた。
コレクションテーマを読んでくれた方は知っているとは思うが、時空が歪んだような感覚もまた
タイムトラベルギアを作るひとつの理由となった。旅行者と一緒に、”TIME TRAVELER”と書いてあるTシャツを着て飛行機に乗っていたら面白いのではないか? もしも透明になれるジャケットを開発する事が出来たなら。。。そんな妄想が頭に膨らんだ。
今回はいつもと違う物作りの観点からデザインが出来たと思っている。今までにあまりやった事のないセット販売用のパッケージデザインや、商品その物にそれぞれのギア番号をプリントするなど、グラフィック面にかなりこだわりを持って作っていた。直営店限定のノベルティ【詳細はこちら】も歯ブラシセットやビーチバッグなど、旅行先のテンションが上がるものばかりだ。特に、ビーチバッグとセットになるビーチタオルは”TIME FREEZE TOWEL”という着用者の時を止めることが出来る優れものだ。
今年の夏も沢山プールに行く。そして今回はとっておきのタオルも一緒だ。
この”時を止めるタオル”を使ってやることはひとつしかない。そう、きっとあなたも同じ考えだろう。今年の夏は盛大に楽しもうじゃないか!!!!
■Favorite Item
GB0225/TG11 : TIME TRAVELER Sneapers (GEAR 011)
AirBnBなどの海外での滞在先には土間のような区切りがなく、どこで靴を脱ぐのか曖昧だ。素足で室内を歩くのもなんとなく嫌なので室内でも靴をそのまま履いていたのだが、限られたラゲッジスペースを使ってスリッパを持参するのはナンセンスだと考えていた。
そしてついに完成した”Sneakers(スニーカー)”と”Slippers(スリッパ)”を掛け合わせた”Sneapers(スニーパーズ)”は画期的な発想だった。靴とスリッパのハイブリッドをデザインしたのは恐らく世界で僕が初めてだろう。これによって、ハイカットスニーカー特有の足首の締め付けで靴を履いている感覚が歩きやすく、リラックスしたい状況ではスリッパにするという一石二鳥アイテムが完成した。
海外に行くたびに大量のシリアルやお土産を買って帰る僕にとって、ラゲッジスペースは本当に貴重なものだ。他のアイテム達もパッカブルになったり、袋に収納して持ち歩けたりと、トラベルグッズとしてかなり役に立つものばかりだ。
実際に僕は一足先に、次の旅となるカリフォルニア周辺での秋物デザインを先週終えて帰ってきたばかりだ。勿論、TIME TRAVEL GEARを持って行き、便利さは実証済みである。
さて、次の旅はいつの時代のどこにしようか。。。? 僕が100歳の誕生日を宇宙で迎えた瞬間にでも、行ってみようか。。。
■Collection Note
3度目となる沖縄でのサマーコレクション撮影。
ワンカット目のロケ地は、「TIME TRAVELER」というテーマを聞いた僕が探し当てた、現地のコーディネーターさえ知らなかった場所。デザイナーのTKがいきなりパワースタイリングを用意し、撮影史上初めてワンカット目から表紙を狙うことに。光のエフェクトが目まぐるしく変わる中、シャッターを切る。テーマを体現したビジュアルが、そこにあった。沖縄とはいえ、2月の冷たい風の中、僕らは真夏を表現するのも、ある意味タイムトラベルなのかもしれない。
続くカットでは、ショッキングピンクのヴィンテージカーを手配していた。しかしエンジンは沈黙。モデルを含め全員で車を押しながら、僕は北海道でスタックしたロケバスを押したことを思い出していた。ロケでは、アクシデントも含めていつも思い出が生まれる。
夜は沖縄料理の居酒屋で酒を飲み、海の見えるホテルへ。充実した一日だったが、glambスタッフのうち若干1名が不在…。そう、寝坊で遅刻した者がいたのだ。誰にでもやらかすことはある。ぶち抜く行動で、笑い話にしてほしいものだ。
■Favorite Item
GB0225/SH01 : Palm Aloha Shirt
僕の地元は日本屈指の豪雪地帯だ。冬になると雪は2メートル近く積もり、外に出るのも一苦労。そんな環境で育ったせいか、昔から南国のムードに強く惹かれていた。
地元のファッションスポットであったアメリカ屋やその系列の古着屋で手に入れたアロハシャツを、白の極太パンツと合わせる。そんなスタイルで、当時ローカルで主流だったカゴを外したプチ改造ママチャリを漕ぎながら街を走っていた。
10年ほど前、遺伝子検査を受けたとき、僕の遠い祖先はミクロネシアにルーツがあると知った。「オレが南国に想いを馳せるのは、祖先から続く記憶だったのだ、、、!」ハッピーなバイブスをまといたいという感覚が、遺伝子レベルで刻まれているのかもしれない。
このPalm Aloha Shirtのヤシの木のシルエットを滲ませたデザインは、派手すぎず、それでいてしっかりと色気がある。ゆったりしたシルエットながら着丈は程よく、今の気分にもぴったりだ。
glambでKona Bay Hawaiiとコラボしたアロハも最高だったけど、これもまた自分のDNAを刺激してくれる一枚だ。
■Collection Note
株式会社バンダイ様と共同で「gladgarb」を12月に立ち上げ、第一弾として学園アイドルマスター「條澤 広」様とのコラボラインを発表しました。このコラボでは、アイドルの衣装や私服のモチーフを、ストリートファッションという新しい形で表現しています。過去2年間、他企業と「gladgarb」だからこそ実現できるコラボラインを作り続けた日々があり、少しその夢が現実を結んだことに深く感動を覚えています。by ChatGPT
■Favorite Item
GB0225/P01 : Unplugged Cargo Denim
ファッションの中でも特にサルエルパンツに魅力を感じています。 glambのサルエルパンツが特に好きで、他のブランドには無い独特のバランスが光っています。特に夏場になると、暑さでデニムを履けない日が続くことが多いですが、その時期はシンプルなTシャツにサルエルパンツを合わせて、毎日のように過ごしています。リラックスした快適と、スタイリッシュさを両立できるので、とても快適です。by ChatGPT
■Collection Note
TIME TRAVELERをコンセプトにした今季、彼らの主催フェスに向けたコラボレーションもあることからFear, and Loathing in Las VegasのSoくんとMinamiくんがモデルを務めてくれました。glambのモデルを務めてもらうにあたりいつも意識するのが、誰も見たことがないけど、実際に見てみたらその人に馴染むスタイリング。もしあの時、彼がバンドじゃなくて別の何かを選んでいたら。あのバンドではなくてこのバンドが音楽をやるきっかけになっていたら。そんなもしかしてを考え、その人が本来持った個性を発光させられるように洋服を選びます。ぜひ皆さんの洋服も一緒に選べる機会があったら嬉しいです。
■Favorite Item
GB0225/ST07 : Line Tape Track Set Up
何日間かの展示会を通じてもっとも反響のあったセットアップがLine Tape Track Set Upでした。スポーツテイストとルードなオープンカラーシャツのミックスは男性だけでなく、女性にも好評でした。サイズが合うならパートナーとのシェア着用もおすすめです。
■Collection Note
テーマが“TIME TRAVELER”ということでルックはもちろんのこと商品説明文、特設サイト、LINEメニューまでもゴリゴリに世界観を押し出した今季、いかがでしょうか? 一見エキセントリックですがリアルな洋服としてのかっこよさや機能性もこだわりを持って追求したアイテムばかりですので、ぜひ身につけてストリートの最先端を感じていただければと思います。
さて今季のテーマにちなんだロックミュージック。タイムトラベルといえば映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といえばマーティのギタープレイ。ということでチャック・ベリーの『Johnny B. Goode』しかないでしょう。ラブソングなのかアニソンなのかようわからん名ばかりの“ロック” (※Air Quotes) が巷に量産されている昨今ですが、今季のTIME TRAVEL GEARを装着して50’sへタイムトラベル、歌詞もサウンドもロックの原点にあらためて触れてみてはいかがでしょうか。特設サイトにはチャック・ベリーのオマージュも込められていますので、探してみてください。
【特設サイトはこちら】
■Favorite Item
GB0225/AC07 : MARO Glass Holder最近普段使いメガネに加えて、日中の運転用の度入りサングラスを作りました。作ったからにはスタイリングにもこだわりたい。というところで今季MAROシリーズにグラスホルダーが登場してくれました。知的なムードに加えて、目元にピアスをしているかのようなパンクな感じ、ワントップのネックレスとしても使えるなど、これは顔周りの二刀流三刀流選手。シンプル&チープになりがちな夏こそ小物にこだわりたいものです。
■Collection Note
今季の忙しさは異常だった。1ヵ月の内に4回は会社で朝を迎えた月もあった。それでもなお、いつもの如く皆様のもとへコレクションが発表出来て心の底から嬉しく思います。今季のテーマ「TIME TRAVELER」。SF的なテーマ性で男のロマン味があり、心躍るコレクションだったのではないでしょうか?
小さいころに「スパイキッズ」というSFコメディ映画にハマっていた時期があり、ハイテクメカを駆使して面白可笑しく描かれた映画だったのだが、僕はそこで初めて「海外の笑いの感覚」に触れた。今回のコレクションにも似た感覚があり、クスっと笑えるようなディテールや機能的に便利なアイテムがたくさん登場していて、皆様にもこの感覚が届けばと思います。
■Favorite Item
GB0225/CS20 : Reversible T-Shirt
この夏はピンナップガールの載ったTシャツを着て遊び明かしたい。最近引きこもりがちな生活を送っている僕の背中を押してくれる洋服が出来上がりました。ピンナップガールやトリムといったエモーショナルな要素がトレンド感もあり今の僕の気分を盛り上げてくれる。リバーシブルで見え方が180度変わるのも洋服選びの起伏が激しい僕にとってありがたい。インドアな僕でもこのアイテムを着ると酒を片手に友人と飲み明かす衝動に駆られるだろう。
glambの展示会にご来場された際にこのTシャツを着られている方は、僕から一杯乾杯のドリンクを持って行かせてください。
■Collection Note
TIME TRAVELERというテーマを聞いて思い浮かんだのは、やはりターミネーターだろうか。自分の年代では無いのだが、映画でどれが1番好きかと聞かれると迷わずこれを答えるくらい何周も見た映画だ。皆さんご存知の通り、未来では統率者となる子の親ないしは、その子を過去に戻って守る映画だ。小さい頃は本当にそんな時代が来ると、不安と興味混じりに思っていた僕の自慢できる事の1つとして、周りの環境に恵まれて今まで生きてこれた事だ。もしかしたら、未来の誰かが僕を見守っていて、生きやすい環境を作ってくれてるのかもしれない。そう思うと、より一層今の自分を大切に生きなきゃという気持ちが強くなる。普段、僕の周りにいてくださる方、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
■Favorite Item
GB0225/KNT01 : Glitter Short Sleeves Knit
秋コレクションで企画させて頂いた、GB0324/KNT13 : Platinum Cable Knitのハーフスリーブバージョンが今夏で登場した。こういったものに参画させて頂いて、日が浅いにも関わらず、自分の過去に企画したアイテムのシリーズ作となるものが発売となり、とても嬉しく思う。前作はケーブルニットでムラがあるような泊のラインと、厚みのある着心地が特徴だったが、今回は夏らしくプレーンなボディに泊を乗せたものとなった。夏のスタイリングはやはりシンプルになりがちだ。着込むようなこともなるべくしたくない。そんな方に向けて、こちらの1枚は単体でロックテイストなかっこよさを堪能できるのでおすすめだ。
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