2022.08.17

Behind the Collection – “The Unknown” Season’s Textile

テキスタイルから見る
最新コレクション
“The Unknown”の世界

 

Leopard Boa
レオパードボア
GB0422/JKT04
Orient Boa JKT

ジェシー・フローマンが撮影したある男のポートレートによってグランジファッションの永遠のアイコンとなったレオパード。今季も複数のアイテムにわたって用いられているこの柄ですが、今季ならではの表現が落とし込まれたのがOrient Boa JKTに使用されたこのボア生地。昨今のストリートでアウター素材として親しまれるボアのイージーな素材感を生かすことで、主張の強いボアをカジュアルダウン。往年のグランジスタイルを現代のストリートに繋ぐglambの解釈の込められた素材使いに。

 

Mohair Knit
モヘアニット
GB0422/KNT10
Caravan Cardigan

セックスピストルズからニルヴァーナまで、ストリートから生まれたオルタナティブなロックにはモヘアニットの着用という共通点があるのです。ウールは様々な動物から刈り取られますが、モヘアはトルコ原産のアンゴラヤギから取られる羊毛だけを差す呼称。その中でも今季のCaravan Cardiganではモヘアの中でも生後1年未満の個体から刈り取られたキッドモヘアを使用しています。ヤギの一歳は人間で言うなら18歳。若き体から取られたしなやかな毛足は、若きアンダーグラウンドミュージシャンたちの感性に通じる繊細な表情。極上の素材が織りなすその柄使いはスワイプしてご覧ください。



 

30/7 French Terry
30/7 裏毛スウェット
GB0422/CS03
Prep Collar Sweat

glambのスウェット生地のこだわりは生地の“甘さ”。今季、glambがPrep Collar Sweatに使用した30/7裏毛はいわゆるヘヴィウェイトの厚手生地ですが、ロールした生地の部分からわかるようにその質感は非常に柔らか。90’sスタイルの再評価とともにカットソー業界でもタフで硬いスウェットがトレンドとなりますが、そうしたスウェットはスタイリングにおいて過度にスポーティな表情に。glambは敢えて編み地の甘いスウェットを選ぶことで、スタイリング時に生地が着用者にルーズに馴染むグランジの佇まいをスウェットにおいても追及します。

Colored Alabasta
アラバスタレザー
GB0422/AC06
Combat Zip Sneakers

写真にしてもなお生々しいグリーンのレザーは国内のタンナーにてタンニン鞣しで仕上げられたもの。植物由来の成分によって仕上げられたレザーは素材本来の風合いを残し、使い込むほどにアイテムのデザインに対して馴染んでいくエイジングが魅力です。glambはコレクションではCombat Zip Sneakersのデザインのアクセントとしてこのレザーを使用。アッパーの身生地ではなく、パッチとして使用されたこのレザーが単体で凝視されることが稀であったとしても、その細部までglambは厳選した素材によって構成しています。

 

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glamb Winter Collection 2022 “The Unknown”
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