- 革塗装
- LEATHER
PAINT
ヴィンテージレザーの色彩に迫る
ブランドの革加工
ブランドアイコンとなっているアウターと並び、ブランドのレザークラフトを代弁するのがシューズ。
今季、glamb はレザーの可能性に挑戦し、アドバンレザーという特殊革を素材に用いた一足、Multi leather lace up shoes を発表します。
アドバンレザーの特徴は仕上げの加工によって描かれるグラデーション。右の写真では右側が加工後、左側が加工前の状態を並べています。右側の靴はトウの部分にアドバンの特徴となる淡いグラデーションが描かれているのがわかるでしょう。
glamb がアドバンレザーの使用するにあたって着想としたのは1950年代から1990年代にかけて生産されたヴィンテージのライダースやエンジニアブーツに見られる「茶芯」。茶芯は、傷のある革でも素材として使用できるよう一旦通常の染めを行ったレザーの上に、黒の顔料を厚く吹き付けた革が使い込まれて地の色が出た状態のことを差します。もともとは素材の使用効率を高めるために生まれた茶芯革ですが、レザーの醍醐味に溢れたその風合いが革好きの心を掴んできました。
glamb のアドバンレザーは国内にある革工場で革職人が革1枚1枚をスプレーを吹きつけて仕上げたもの。加工時に映えるよう顔料は一度にまとめて吹くのではなく、薄い層を5回ほどに分けてスプレー。結果を急ぐことなく、時をかけて仕上げることで革のポテンシャルを最大限に高めていくのです。