COLLECTION PHOTO SESSION

Spring Collection 2025
“STUNN”

× Masashi Yamada
( THE BACK HORN )

“STUNN”をコレクションテーマに掲げて
既存のストリートウェアへの再解釈を示す今季のglamb。
2001年のデビュー以降、
日本のロックシーンを牽引し続ける
THE BACK HORN 山田将司を被写体に
ブランドの提案する新しいモードを表現した。

photo : Yuko Takakai
Hair&Make : sarara

glamb

Interview

glambのモデルとして登場した理由を教えてください。
モデルは慣れないのでこれまであまり引き受けてきませんでした。今回もありがたい話だなと思いながら、どうしようか悩んでいたんですが、普段からglambを着ているドラムの松田が「将司、絶対やった方がいいと思うよ」と言ってくれて。ヤマトパンクスなど知り合いのバンドマンがglambのモデルをやっているのも知っていたので、自分も新しい一歩を踏み出してみようかと登場を決めました。
山田将司さんのファッションスタイルの変遷を見ていると、時代ごとのトレンドを上手に取り入れられているという印象があります。逆に、例えばカート・コバーンに憧れてそのスタイルを取り入れるなど、自分にとってのアイコンだった人はいるのでしょうか。
そういう存在はいないんです。その時々で自分をうまく見せてくれる洋服を選んでいます。ただこの間、家のクローゼットを見ていたら黒しかなかったのは……。黒服は自分にしっくり来るのですが、黒ばかり着ているとそのイメージが付きすぎてしまうと思うので、他の色も着てみたいなと最近思っていました。なので、今日はいろいろなスタイルを着させていただいてありがたかったです。普段選ばないようなものでも意外に似合っていたり、発見がありました。
glambのルックブックやウェブサイトで今回のルックをご覧になった方々へ伝えたいことはありますか。
glambの洋服を着ると自分がちょっと強くなれるような、男としてまたワンランク上に行けるような感覚があります。glambの服が好きな人たちも同じように感じて、そこに力をもらっているんだなと思います。人の内側を引き立てる洋服ですね。僕らも人の内側を引き立てるような音楽をやってきました。表現方法は違いますが、似たようなところがあるのかなと感じます。THE BACK HORNは人間のいろいろな感情を歌い、それによって聴く人の内側を引き立てる。そういうバンドなので。glambを好きな皆さんなら、何か感じてくれるところがあるのかなと思っています。
最後に、インタビューの冒頭にて今回の撮影を通して新しい一歩を踏み出してみようとおっしゃっていましたが、実際に一歩を踏み出せた感覚は得られましたか。
あります。カメラマンさんも、スタイリングしてくれるglambのスタッフさん、ヘアメイクさんまで、一個の良い作品を作ろうという思いを強く感じて、そういう表現の場に立ち会えたことが嬉しかったです。すごく楽しいフォトセッションでした。
山田将司 (THE BACK HORN)
1979年10月8日生まれ、茨城県出身。1998年に結成された四人組ロックバンド、THE BACK HORNのボーカル。THE BACK HORNは2001年シングル『サニー』をメジャーリリース。FUJI ROCK FESTIVALやROCK IN JAPAN FESTIVAL等でのメインステージ出演をはじめ、近年のロックフェスティバルでは欠かせないライブバンドとしての地位を確立。そしてスペインや台湾ロックフェスティバルへの参加を皮切りに10数カ国で作品をリリースし海外にも進出。2023年には結成25周年を迎え、パシフィコ横浜 国立大ホールでのアニバーサリーライブを開催。また2022年からは旧知の仲である村松拓 (Nothing’s Carved In Stone/ABSTRACT MASH)とのユニット、とまとくらぶとしても精力的に活動を行っている。