THE ROLLING STONES

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©2019 MUSIDOR BV. UNDER LICENSE TO BRAVADO MERCHANDISING. ALL RIGHTS RESERVED.

THE ROLLING STONES
COLLABORATION

ロックシーンの生ける伝説、ザ・ローリング・ストーンズ。
1962年の結成から半世紀以上、
世界の何人が彼らのせいで不良になり、
彼らのせいで恋をして、彼らのせいで親になり、
何人がいまだにロックを胸に抱いているだろう。
そんな巨頭とglambがコラボレーションを敢行。
ロックンロールという巨大な夢へ、ブランドから最大限の敬意を込めて。

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#10
The Rolling Stones' emblem riders

glamb Tokyo限定 先行発売決定!

  • #10  The Rolling Stones' emblem riders
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#10
The Rolling Stones' emblem riders

glamb Tokyo限定 先行発売決定!

11月10日のブランド直営店、glamb Tokyoのリニューアルを記念してローリング・ストーンズコラボレーションのアイテムより5型が先行発売となります。特に今回のキーアイテムとなるのはThe Rolling Stones emblem riders。職人が手作業で作り上げる限定生産の1着となります。

商品詳細はこちら

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PHOTOGRAPH & INTERVIEW

有賀幹夫 ― 日本人でただ一人、
ローリングストーンズを撮ることを許された男

PHOTOGRAPH & INTERVIEW

有賀幹夫 ― 日本人でただ一人、
ローリングストーンズを撮ることを許された男

有賀幹夫 写真家・東京都出身

80年代半ばより音楽フィールドを中心に活動を始め、RCサクセション、ザ・ブルーハーツ、浅川マキ等を撮影。1990年、ザ・ローリング・ストーンズ初来日にあたりオフィシャル・フォトグラファーとして採用され、以降2014年までの全ての来日公演を撮影する。これらの写真はバンド制作物に多数使用され、2019年に日本でも開催されたザ・ローリング・ストーンズ展「Exhibitionism」では唯一の日本人クリエイターとして作品提供者に名を刻む。

PHOTOGRAPH

Photographics by Mikio Ariga

――有賀さんとロックの出会いはどんなものだったのですか?

 73年の冬、僕が13歳の時ですね。ラジオから流れてきたストーンズの“悲しみのアンジー”です。バラードの名曲なので、ロックバンドとは思わずに「いい曲だな、この人たちはコーラスグループかな」というイメージだった。でも雑誌ではじめてストーンズの姿を見たら、やたら汚いというか、汚かっこいいというか。そのギャップにすごくびっくりして。これはおもしろい世界があると思った。

――写真家を志したのはいつなのですか?

 日芸のデザイン学科に進学したんだけど、落ちこぼれでね。そんな時、RCサクセションがロックバンド形態でガーっと出てきたんです。日本でもこんなに絵になるロックバンドがいるんだと知って、ファンじゃなくて仕事で関われる人になりたいと思った。そしてその先に、自分にロックを教えてくれたストーンズを撮りたいという思いで写真を始めたんです。

PHOTOGRAPH

Photographics by Mikio Ariga

――ストーンズを撮るまでにはどんな道のりがあったんですか?

 88年にロン・ウッドがボ・ディドリーと来日公演があって、そこでたくさん写真を撮る仕事があった。その後、どうやったのかは忘れたけどロンが泊まっていたホテルを突き止めて、自分の写真を受付に「ロンに渡してくれ」って置いて帰ったんですよ。そしたらロンがすごい気に入ってくれて、「今回、俺たちにツアーフォトグラファーはいないからついて回らないか」って言われたんですよ。それでアメリカツアーも追いかけて行きました。同じ年にソロとして初来日をしたミック・ジャガーも雑誌の枠でプレス撮影できた。

 その後、ローリングストーンズファンクラブの会長の池田祐司さんとつながりができて、この次はストーンズが始動するんじゃないか、という思いで、池田さんと一緒にストーンズの次の動きを探って動くようになったんです。それで89年、お互いマンハッタンに滞在中に「明日、ニューヨークで電撃的に記者会見が行われる」というシークレットのインフォメーションをつかんだ。記者会見は新作とツアーの発表だったのですが、ファンからすると、これはただの発表ではなかったんです。80年代半ばからミックとキースは不仲で解散するかも、と言われてたから「俺たちは戻ってきた」という復活宣言のようなもので。こんな大きなスクープをものにできたんです。

 そして、今度は日本のレコード会社からUSツアー初日撮影の依頼が来た。僕が撮ったライブ写真はストーンズサイドも見てくれて、評価してくださるようになった。それで90年の東京ドームでの初来日にあたりストーンズ側から「こいつならいいね」となって、僕が撮れることになったんです。全てがラッキーな流れだったんです。駆け出しではなかったにせよ当時は僕自身まだ20代でしたからね。

PHOTOGRAPH

Photographics by Mikio Ariga

――ストーンズは有賀さんの写真のどこに魅力を感じたと思われますか。

 僕の個性は長年にわたって蓄積された妄想かもしれないですね。ストーンズは黄金期が72年から73年と言われているけど、日本人はその頃のストーンズを見られなかった不幸がある。73年に日本でも武道館5回公演が企画されてチケットまで売ったのに、ミックに麻薬の逮捕歴があるといっていきなり中止になった。だから僕は90年の初来日公演撮影にあたり、目の前にいるストーンズを自分がはじめて「すげえ」って思った頃の彼らと重ね合わせるように撮れたらいいなと思って。自分の中にあるストーンズ像を現実のストーンズと合体させるのが日本人写真家としての役目だと思ったんです。それが自分のテイストになったんだと思うんですよね。

――見る側にとっても、撮られる側にとってもロックバンドの持つロマンティシズムを感じさせる写真を有賀さんは撮られていたのだと思います。

 そうかなあ。でもストーンズは相当気に入ってくれましたよ、初来日の時にね。だからずっと撮れてるんでしょうね。当然のことだけどアーティストやバンド側は大抵、数年経つと次は別の誰かを試してみようってなるわけですよ。僕だって日本のトップの方々は一通り撮った。だけどストーンズのように何十年にもわたって、という関係性ではないわけ。

――13歳の時にアンジーを始めて聴いてから、ずっとロックに魅せられてきた人生ですよね。

 そうです。それでいつかストーンズを撮れたらいいなってはじめた夢物語ですけどね。そしたらプロになれて、初めてストーンズのライブを観た時が初めてストーンズを撮った時っていう……、一番ラッキーなパターンですよね。だけど未だにキースがステージに出てきて、オープニングのジャッジャーンって鳴らして(“ジャンピンジャックフラッシュ”のイントロ)、一歩遅れてミックがセンターに走り込んできたときのあの感じ。今はかなり撮影場所は遠いんだけど、そんなこと関係なく彼らのパワーに圧倒される。30年撮ってても一緒。すごいよ、あれはなんなんだって。

PHOTOGRAPH

Photographics by Mikio Ariga

――これから叶えたいことはありますか?

(しばらく考えて)革ジャンへの欲求がある。それはさ、90年の物販革ジャンってすごくかっこいいの。キースも普通にステージで着てたしね。でも90年は初めてストーンズの撮影に入って、あまりにも忙しすぎて物販を見に行く余裕なんてなかったんですよ。毎日ドームに行っていたのに。それが一つの心残りなんですよ。メンバーにも会えました。話もできました。でも物販の革ジャンが買えなかったっていうのが強く心に残ってて。でも今回、glambのこの革ジャンを見て、それが取り戻せた。嘘じゃなく。

――もしglambのライダースを着ている有賀さんをメンバーが見たら何か声をかけてくれると思いますか?

 メンバーが見たら声をかけてくるでしょうね。チャーリーあたりは「ん?」ってなるんじゃないですかね。キースはクールって言ってくれるでしょうね。ミックは俺が着てたら褒めないと思う(笑)。

――最初に撮られたロン・ウッドはいかがですか?

ロニーは「どこで手に入れたんだよ?」って言うだろうな。このブルーの革ジャンはロニーにぴったりですよね。ロニーやキースにそんなこと言われたらあげざるを言わない状況になると思いますね。キースは革ジャン好きだし誰よりもカッコ良くきこなしますから。キースにクールって言われたらファンとしてはその場で脱いでどうぞってなっちゃうでしょ。やばいですよね。俺の心配は彼らに「クール」って言われることだな。彼らに自慢したい気持ちもあるけど。

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glamb

2003年、“Grunge for Luxury”をコンセプトにデザイナー古谷完によって設立される。以後、グランジロックスタイルを基調としながら、ストリート、モード、ワークなど、様々なスタイルを融合したデザインワークで国内シーンを牽引。ミュージシャンやタレントにも多くの愛好家を持つ。

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